政治的な番組をやっていたり、現実世界で大きなイベントを打ってみたりと
ニコニコ動画が現実に与える影響は以前よりは増していると思います。
そんな色々やっているニコニコ動画の広告についてちょっと考えてみました。
広告に赤字は厭わない
ニコニコ動画運営が現実世界で一番お金を使うイベントはニコニコ超会議でしょう。
会場にはたくさん人がきててそこだけ抜き出してみれば
一見儲かってるように見えるのですが
収支は数億単位の赤字だそうです。
そこまでの赤字を出しても
世間に衝撃を与えたり名前を広めようとする超攻撃的な姿勢ってのは
いいんじゃないかと思います。
変にTVでCMをするようなサービスでもないような気がしますしw
将棋という一つのジャンルに500万円
現在行われているイベントの一つに
「コンピュータ将棋に勝てば100万円」というものがあります。
昔、TVでは炎のチャレンジャーなんて番組もやってましたけど
やってることは全く一緒で
ただメチャクチャ強いコンピュータに将棋で勝てば100万円がもらえるというものです。
優良コンテンツを一つ出すのと同時に
これも言ってしまえば広告で将棋ファンをプレミアム会員にする狙いがあるのでしょう。
賞金だけでも500万円程度の出費になりそうなのですが
このイベントは費用対効果は凄くいいと思われます。
視聴数も既に数十万ありますし
その中の1%が新規加入してくれれば大成功じゃないでしょうか。
新規だけじゃなくこの番組でプレミアムアカウント維持することを決める人だって
少なくはないでしょうしね。
たくさんのカテゴリがあるなかで将棋という一つのジャンルに特化したイベントで
長い目で見ていい広告効果が期待できると思います。
学べること
僕はこのイベントは広告効果としてプラスであると判断して書きました。
広告がどれだけの効果を発揮したかは
ウェブを仕事としてやってる上でも非常に難しいところなのですが
大きな会社の打つ広告を考察するのは面白いし学べるところも多いです。
また機会があれば別のイベントも書いてみたいと思います。